これを読んでいるあなたは、支援者の方でしょうか? あるいは社会生活がうまくいかずに困っているご本人でしょうか? 我が子のことで悩んでいる親御さんでしょうか?
親御さんには、「本当にお疲れさまです。よく、ここまで頑張ってこられましたね」とお伝えしたいです。支援者の方には、「支えてくださってありがとうございます」と心からのお礼を、ご本人には、「ここからがスタートですね」とエールを送りたいです。
「非行克服支援センター」は、子供のことで悩んで困っている親御さんを支え、そして、頑張っても思うようにいかずに苦しんでいる若者本人への支援もあわせて行っています。
子供に問題が起きると、「親の子育てが悪い」と言われ、つらい立場に追い込まれます。でも、親や家族は、もがいている子供にとって最大の支援者になり得るのです。親を責めるのでなく支えることで、子供の苦しさを軽減できる場合は少なくありません。
思春期は、ただでさえ「親子関係」が揺らぐ時期。さらに「学校」や「地域」に居場所をなくしてしまうと、非行グループや、夜の街に身を置くしかなくなります。
私も、我が子が思春期の時に、大揺れ・大荒れを経験したとき、孤立感を覚えました。そこから自助組織を作りたいと、周囲に呼びかけました。非行をしてしまった子供は、警察官、家裁調査官、弁護士、保護司、少年院の教官などなど、大人の支援を受けていきますが、親には支援も少なく、自分や子供の課題に気付くことがなかなかできないのです。
◆相談について
親が自分と子供のことを振り返るには、安心して相談できる場が必要です。簡単に解決できることはほとんどありません。相談には、とことん付き合い、一緒に悩み考えて、一緒に歩んでいく姿勢で、相談に対応しています。支援者や本人からの相談も受けています。
相談日・時間 平日午後2 時から8 時 電話 03-5348-7699
(大きな団体ではないため、一度に多人数は受けられませんので、その点ご理解ください)
◆自助グループへの参加
ひとりひとりは全く違う人間です。同様に、同じ家庭というものもありません。自助グループの良さは、「一般論」「正論」で片づけられないないそれぞれの実情を語り合い、学べることです。同じような体験をした人たちと安心して本音を語り合える場をご案内します。
あめあがりの会の電話 03-5348-7265
◆調査研究の活動
非行からの立ち直りに何が必要か、これまでの調査研究で2 冊の本を刊行しました。(写真)。
●どうぞ、お気軽に私たちの会をご利用ください。